オーストラリアに暮らす、野生のオカメインコ・セキセイインコの写真集、インコのびのびの紹介

2019年5月3日オーストラリア生活, カメラ撮影技術, メディア/イベント, 自己紹介, 野生のインコ

昨年文一総合出版から発売させていただいた野生のオカメインコとセキセイインコの写真集「インコのびのび〜オカメインコ・セキセイインコのオーストラリア野生生活〜」について紹介させていただきます。

日本の約20倍の国土を誇る広大なオーストラリア大陸には約50種類のオウム・インコの仲間が暮らしています。日本の飼い鳥人気ランキング1位のセキセイインコ、2位のオカメインコもオーストラリアが原産です。彼らは人がほとんど住んでいない乾燥した荒野“アウトバック”と呼ばれる環境で野鳥として生きています。オカメは並オカメと同じく灰色、セキセイはノーマルと呼ばれる緑色の羽色をしています。信じられない話かもしれませんが、白いオカメインコも青いセキセイインコは人為的に生み出された品種なので野生では存在しません。

 

 

  • オカメインコの1日

オカメインコの1日を追ったストーリー仕立てで紹介しています。起きたらまずは採餌と水飲みのために群れで移動します。飼育下だと甘えん坊の彼らが自分の力で生き抜いている姿は想像しにくいですが、大空を美しく飛翔する雄姿は必見です。かっこいい姿を見せる彼らですが、ガッついて種子を食べたり、マーライオンのように嘴から水を吹き出したり、飼育下と同じような可愛らしさを感じるひょうきんな表情を見せることがあります。

  • セキセイインコの大群

セキセイインコは僕が野生のインコに取り憑かれるきっかけとなった2008年に見た6000羽のセキセイインコの写真も掲載しています。籠の中で1羽で飼われていることも多いセキセイが大群でいる姿は壮観です。野生でもおっとりした印象を受けるオカメと違い、目つきやキビキビした動き、素早く飛翔する姿から僕は世界で一番かっこいい鳥はセキセイインコだと思っています。

 

樹洞を巡り争うオカメとセキセイ・・・この結末は写真集で!

  • 繁殖について

それぞれの種類の野生下での繁殖様式も紹介しています。自分の子供に愛情を注ぎ、厳しい環境で自分の遺伝子を残そうと必死です。オカメインコとセキセイインコによる巣となる樹洞を巡った攻防戦も紹介しています。結果は写真集にて紹介しています。

  • 野生のインコや旅行記などの情報も満載!

オカメ・セキセイの詳しい解説や旅のことをコラム形式で掲載しています。“オカメインコはオーストラリア最速の鳥じゃない?”“セキセイインコがアボリジニ語で美味しいものというのは異説あり?”という自分で見た情景と海外の文献を合わせて検証しています。他にも天敵となる猛禽類などの捕食者やカンガルーなど、オーストラリアの動物を紹介しています。日本語・英語のキャプションも入っていて、オーストラリアへの渡航前の英語の練習やお子様の英語教育にもおすすめです。

飼育しているとなおさら、大自然をたくましく野鳥として生きる姿はとても感動的です。太田祐さんと松井淳さんにオーストラリアで野鳥としてのインコを見せてもらってから、世界観がガラッと変わりました。この感動を多くの人に知ってほしいと共に、家にいる鳥たちの本来の姿を知って、より理解が深まればと思います。ご興味ある方はぜひインコのびのびを手に取っていただければ幸いです。インコのびのびはオンラインショップ、全国の書店からお買い求めいただけます。

 

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