11月29日のダーウィンが来た!はコアジサシです。
11月29日19時30分にNHK総合放送で放送される『ダーウィンが来た!』でコアジサシが紹介されます。東京都大田区の森ヶ崎水再生センター屋上でコアジサシの保護活動を行うリトルターンプロジェクト(LTP)の活動が大々的に紹介される予定です。僕もLTP会員及び、撮影クルー・ロケハンクルーの一人として今回の取材に参加しています。
https://www.nhk.jp/p/darwin/ts/8M52YNKXZ4/episode/te/P1VXMNRW3Z/
コアジサシは春から初夏にかけて、オーストラリアやニュージーランド、東南アジアなどから繁殖のために渡ってくる夏鳥です。チドリ目カモメ科の鳥で、ホバリングしながら狙いを定め、“鮎鷹”の異名の通り、豪快に獲物を捕らえる美しい姿でバードウォッチャーを楽しませてくれます。河川の中州や海岸の砂浜で繁殖しますが、最近は開発や環境変化で繁殖できる場所が少なくなり、環境省の鳥類レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されるなど、近年個体数が減少しています。
河川の中州や干潟、海岸沿いに大規模なコロニーを作って繁殖するのが元々のコアジサシの生態です。なぜ、水道局の屋上で繁殖しているのか・・・?それは放送をお楽しみに!
コアジサシは僕の故郷の小田原市の鳥で、毎年中州で繁殖しています。郷土の鳥であること、オーストラリアなどの南半球で越冬し、繁殖のために日本に帰ってくることから、辛い時の自分と重ねる事も多く、個人的にとても思い入れの強い鳥です。
自分の中で勝手にリトルターンプロジェクト・小田原支部として活動していて、小田原での観察・報告はもとより、どんなに忙しくても毎年一度は絶対に森ケ崎のコアジサシの活動を手伝うのはマイルールになっています。
彼らは渡り鳥で、日本には長くても4ヶ月弱しかいません。ほとんどの人が気にかけない鳥でしょう。我々に今できることは、多くの人にコアジサシのことを認知してもらって、彼らの生態や暮らしていける環境を未来に残していくことです。美しくも可愛らしいコアジサシ。インコ繋がりで野生としてのインコに興味を持ってくれた方も含めて、どうか多くの人に知ってほしいと思います。
11月29日のダーウィンが来た!は必見です!
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